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公安委員会定例会議 1月10日(木)

石川県公安委員会 定例会議の開催状況

開催日 平成31年1月10日(木) 

1 報告案件

(田谷委員長)
 平成30年は、積雪、台風、水害、地震等、自然災害が多い年でした。一方、昨年の石川県内における刑法犯認知件数及び交通事故発生件数、負傷者数は前年を大きく下回っています。特に交通事故死者数は統計を取り始めて以来、過去最少の28人という状況でした。これもひとえに、県警本部並びに各警察署の警察官の努力と各種協力団体の御協力の賜と深く感謝している次第であります。しかし、重大な殺人事件や高齢者が被害者となる特殊詐欺事件が発生しているほか、交通事故死者数に占める65歳以上の方の比率が、石川県内では70パーセントを超える高い値となっています。地方における高齢化が急速に進んでおりますので、高齢者の安全安心に力を注いでほしいと思っています。


(1) 平成30年中の110番受理状況について
 平成30年中の110番受理状況について報告がなされました。


(北村委員)
 緊急の対応を要しない事案については、警察安全相談専用電話「#9110」にかけてほしいということですが、どれくらい周知されているのでしょうか。緊急の対応を要しない110番通報が全体の16.4パーセントもありますので、もっと広報した方がよいのではないでしょうか。

(生活安全部長)
 「110番の日」のイベント等で#9110を活用してくださいとお願いしているところですが、やはり県民の皆さんには110番の方がなじみがあるようです。緊急の対応を要しないからといって110番を受け付けないわけではありませんが、対応後に、今後は#9110を利用してくださいと教示しているところです。

(田谷委員長)
 昨年の受理件数が大きく増加している要因は何ですか。

(生活安全部長)
 昨年は1月、2月の大雪で、交通渋滞やスタックして車が動かないといった通報が多く寄せられたためです。1月の受理件数が6,824件と前年に比べて約2,000件多く、2月は約3,000件多いという状況でした。

(2) 平成30年中の犯罪概況について
 平成30年中の犯罪概況について報告がなされました。

(北村委員)
 全刑法犯認知件数がピークの平成15年から4分の1と大きく減っているのに比べ、薬物犯罪の件数が横ばいとなっていますね。

(刑事部長)
 犯罪の性質上、被害届が出て捜査するというたぐいの捜査ではありませんので、何とか情報を取りながら実態解明につなげ、検挙により元を絶つという捜査をしてまいりたいと思います。また、再犯率の高い犯罪であり、根絶というのはなかなか難しいですが、強力に捜査を進めてまいりたいと考えています。

(徳力委員)
 昨年は、オレオレ詐欺の被害額が半減した一方、架空請求詐欺の被害額が増加しています。あらゆる機会をとらえて啓発をお願いしたいと思います。

(田谷委員長)
 以前は、一人の方が高額な被害に遭うということが見られましたが、最近は、金融機関やコンビニエンスストア等の御協力により、抑止の効果が出ていると感じています。実態としてはどうですか。

(刑事部長)
 3年ほど前に、全体で4億9千万円近くの被害額があったときは、高額な被害に遭われた方が多く見られましたが、県民の皆さんの犯罪に対する意識も向上しており、水際対策の効果も含め、高額な被害は減っていると思います。しかし、少しの金額を継続的に何度もだまし取るという手口もございますので、情報を共有して抑止につなげてまいりたいと考えています。

(田谷委員長)
 重要犯罪についてですが、最近、近親者間で殺人事件に発展するというケースが全国的に見られます。家族内における重要犯罪の比率が高くなってきているように思います。

(刑事部長)
 昨年、金沢東警察署管内で家族内における殺人事件が発生しました。家族内における重要犯罪が特段多いという印象はございませんが、いずれにしましても犯罪の見逃しがないよう、しっかりと取り組んでまいりたいと考えています。

(田谷委員長)
 家族内におけるトラブルは、警察では対応しづらいこともあると思いますが、重大な事件になることもありますので、よろしくお願いしたいと思います。


(3) 平成30年中の交通事故発生状況について
 平成30年中の交通事故発生状況について報告がなされました。


(徳力委員)
 地区別死者数を見ると、津幡警察署以北のみが前年比プラス4人となっています。増加の要因は何ですか。

(交通部長)
 県下全体では人対車の死亡事故が13件発生しており、ほかの地区では減少しているのですが、津幡警察署以北では6件発生しており、一昨年よりも2件増加している状況です。特に、人対車の事故というのは、歩行者の体が無防備の状態ですので大きな事故になろうかと考えます。この点に注意して取り組んでまいりたいと思います。

(田谷委員長)
 津幡警察署以北とありますが、奥能登等、より詳細な分析をされているのですか。

(交通部長)
 警察署別に統計を出しており、昨年は珠洲警察署管内で1件の死亡事故があり、輪島警察署管内での発生はありませんでした。

(田谷委員長)
 交通死亡事故の状況については、その都度報告を受けていますが、夕暮れに家の前の畑へ行って道路を渡るときに事故に遭ったというケースもあります。車の性能も良くなっており、間に合うだろうと思っても間に合わないことがありますので、高齢者への啓発が必要であると思っています。

(北村委員)
 歩行者への啓発と同時に、運転者に対してライトを上向きに使うということを奨励していただきたいと思います。

(田谷委員長)
 石川県は県外からの来訪客が非常に多い中、昨年は交通事故死者数が全国で3番目に少なかったということで、我々も誇りに思っています。これで安心せずに、一人でも二人でも減少するよう取り組んでいただきたいと思います。


〇 公安委員会委員総括コメント

(北村委員)
 今ほど報告にあったように、交通事故件数も犯罪件数も大幅に減っていますので、警察の皆さんや関係機関の皆さんの御努力が成果として現れていると感じました。これで良いというわけではありませんので、より一層の御尽力を賜りたいと思います。

(徳力委員)
 今日は年頭視閲式で、非常にきびきびとした行進や訓練を見せていただきました。今年一年、県内の安全安心をしっかりと守っていくんだという心意気を感じました。一年間、しっかりとお願いしたいと思います。
 

     

〇 警察本部長総括コメント

(警察本部長)
 本日は、昨年の治安情勢について御報告させていただきました。冒頭、委員長からもございましたとおり、昨年は着実に当県の治安を向上させることができたと考えております。その一方で、殺人等の凶悪事件や悲惨な交通死亡事故が発生しており、まだまだ治安情勢は厳しいと認識しております。引き続き、検挙力と様々な事態に対処できる能力を兼ね備えた力強い警察を確立していきたいと考えています。
 また、今年は、天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う式典に加え、G20大阪サミットやラグビーワールドカップといった国家的行事や大規模イベントが開催されます。そのほか、統一地方選挙及び参議院議員通常選挙も予定されています。警察としても警備諸対策や選挙違反取締り等で大変多忙な一年になると思います。このような中、安全安心な石川を確固たるものとするため、警察署協議会を始め地域住民の方々や関係機関・団体等と連携し、本年も職務に邁進していく所存でございますので、引き続き御指導をお願いいたします。

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