中止命令ってなーに?

暴力団・組織犯罪対策

中止命令ってなーに?

概 要

▽ 新聞やテレビで、「指定暴力団A組組員Bに中止命令」等と報道されていることがありますが、この『中止命令』とは、いったいどんなものでしょう?

☆ 暴力団の資金源獲得活動が、知能化してきていると言われています。
 刑罰法令に触れるかどうかギリギリの民事介入暴力という手口を使い、多大な収益を上げるようになってきたのです。
しかし、平成4年に施行された暴対法「暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律」によって、この民事介入暴力を『暴力的要求行為』として、規制したり、取り締まることが可能となったのです。

☆ つまり、暴力団員による民事色の濃い「グレーゾーン」の反社会的行為に対して、行政命令を発して、その行為を「中止」させることが出来るようになったのです。

☆ 中止命令の対象となる「暴力的要求行為」とは?
  暴対法に規定されている27の行為で指定暴力団の暴力団員が指定暴力団等の威力を示すことを要件としています。身近なものとしては
1 人の弱みをネタに口止め料を要求する行為
2 寄付金・賛助金等を要求する行為
3 下請け工事・資材の納入等を要求する行為
4 縄張り内の営業者に「あいさつ料」を要求する行為
5 交通事故等の示談に介入し、金品を要求する行為
等があります。

もし、暴力団から不当な要求を受けたら
まず、相手の確認! 次に、要求内容の確認! そして、すぐ相談を!

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