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公安委員会定例会議 11月29日(木)

石川県公安委員会 定例会議の開催状況

開催日 平成30年11月29日(木) 

1 決裁了承案件

(1) 苦情の調査結果について
 公安委員会宛て苦情の調査結果について説明があり、了承しました。

(2) 監査の結果報告について
 地方自治法第199条第4項の規定に基づく定期監査の結果について説明があり、了承しました。

(3) 地域交通安全活動推進委員の辞任承認及び新規委嘱について
 地域交通安全活動推進委員の辞任承認及び新規委嘱について説明があり、原案どおり決定しました。

(4) 交通規制の実施について
 一般交通規制(信号機の新設等15件)の実施について説明があり、原案どおり決定しました。

(5) 交通関係行政処分「意見の聴取」及び「聴聞」の結果について
 運転免許の行政処分に係る「意見の聴取」及び「聴聞」の結果について説明があり、交通違反等12件の事案に対する行政処分(免許取消し)を決定しました。

2 報告案件

(田谷委員長)
 私ども委員3名は、11月26日に東京都内で開催された全国公安委員会連絡会議(総会)に出席してまいりました。冒頭、山本国家公安委員会委員長から、東京オリンピック・パラリンピックに向けては、テロやサイバー攻撃等の対策が重要になるというお話がございました。また、増田寛也元総務大臣から、「縮小社会を考える」と題する講演がございました。少子高齢化により日本の人口は2030年ころから急速に減少し、地方では消滅する自治体もあると考えられているようです。一方、空き家や所有者不明の土地の増加が見られ、犯罪の温床になりやすいというお話もございました。東京一極集中については、地方からだけではなく大阪や名古屋のような大都市からも東京圏へ人が流れているということで、万が一、首都直下地震が起きれば95兆円の損失、2万3千人の死者を超える甚大な経済的被害が生じる可能性があるとのことでした。縮小社会への対策として、「人口増加前提モデル」から「人口減少モデル」へのチェンジが必要であるとのことでした。警察においても、警察官の減少を考えて、仕事の効率化を検討することが重要であるとのことでした。その後、各分科会に分かれ、「来日外国人対策の拡充」「変容する社会と警察~高齢者・子供に関して~」「縮小社会を考える~増田氏の講演を受けて~」について討議してまいりました。


(1) 石川県議会(決算特別委員会)の開催状況について

 11月1日に開催された決算特別委員会における警察関係の質問等について報告がなされました。

(北村委員)
 小中学生のネットのトラブルの発生状況はどのようになっていますか。

(生活安全部長)
 全国的にはSNS等に起因する犯罪により被害に遭う児童が平成29年中約1,800人と過去最多となっており、県内でも多い傾向となっています。

(田谷委員長)
 コンビニ等における制服姿での買い物は、以前は禁止されていましたね。警察官立寄所に警察官の姿を見せることが大切だと思います。

(生活安全部長)
 パトカーで行くことにより、犯罪や交通事故防止につながりますし、コンビニ等で防犯指導や特殊詐欺の注意喚起等を行っています。コンビニや金融機関、大型スーパー等における立ち寄りを強化するよう指示しています。

(2) 平成30年度警察費12月補正予算の概要について
 平成30年度警察費12月補正予算の概要について報告がなされました。


(徳力委員)
 債務負担行為は、例年同じように行っているのですか。

(警務部長)
 例年実施している運転免許関連の業務委託費等に加え、今回から道路標示維持補修工事費として、除雪作業等によって薄くなった道路標示について、早期に工事着工できるように債務負担行為を設定するものです。

(田谷委員長)
 自動車学校で行っている高齢者講習については、受付してから時間がかかるという話をよく聞きます。今後、ますます高齢者が増えますので、どのような対策をしていくのですか。

(交通部長)
 金沢市内では、自動車学校で行っていた認知機能検査を運転免許センターで直接実施することにより、高齢者講習の受講枠を増やす取組を実施しています。高齢運転者人口の推移を見ながら、他の地域への拡大も検討してまいります。

(3) ストレスチェックの実施結果等について
 ストレスチェックの実施結果等について報告がなされました。


(北村委員)
 全国平均より良いとはいえ、女性や三交替制の者の健康リスクが比較的高いようですが、原因をしっかり分析し対策を検討しなければならないと思います。

(警務部長)
 女性職員が働きやすい職場になるように、職場全体で支援していく必要があると考えています。

(田谷委員長)
 女性だけの委員会があったと思いますが、その中で出た意見等も取り入れて検討していただきたいと思います。他の県では、女性職員と公安委員の懇談会をしており、職員のストレス発散にもなっているそうです。先日、留置担当官との懇談をさせていただきましたが、若手や女性の方との懇談もさせていただければと思います。

(警察本部長)
 女性や一般職員、三交替制の者等、どちらかというと地道な仕事をする人のストレスが相対的に高くなっています。彼らの実績を評価して、賞揚し、士気の高揚に結び付けていくことを念頭に、これから取組を進めていきたいと考えています。

(4) 金沢少年鑑別所との協定締結について
 金沢少年鑑別所との協定締結について報告がなされました。

(徳力委員)
 全国公安委員会連絡会議でお聞きしたのですが、東京都や北海道では、犯罪被害に遭った少女や犯罪を犯した少年の再発防止や立ち直りを促すために、自分たちがやったこと、あるいはやられたことの反省のDVDを作成して活用しているそうです。

(生活安全部長)
 他県の取組も参考にしてまいりたいと思います。

(北村委員)
 特殊詐欺による少年の再犯率が著しく高いということは、罪の意識・認知度が低いということにもなるのかなと思います。自分が悪いことをしたなという気持ちをどう認識させるかが課題だと思います。

(徳力委員)
 社会との関係が少ない子ほど犯罪を犯す率が高いと言います。できるだけ社会と関わらせるような事をやっていかないと再犯率が高いという統計があるそうです。

(田谷委員長)
 犯罪を犯してしまう気持ちの弱い面を何とか断ち切らなければなりませんね。

(警察本部長)
 これまで遵法意識が低いから何度も犯罪を犯してしまうという理解のされ方をしていたんですが、実は発達障害や何らかの疾患等に起因する弱さにつけ込まれて利用されているという構図も多々あることが分かってきました。そういった場合は、心理的な療法や専門的な知見に基づいた処遇が必要であり、金沢少年鑑別所と連携して立ち直り支援活動を行うこととしたものです。



〇 公安委員会委員総括コメント

(北村委員)
 全国公安委員会連絡会議では第3分科会に出席してまいりました。縮小時代を迎えて警察としてどうあるべきかについて、いろいろな意見が出されました。まず第一に、高齢者及び女性の活用をどうしていくかということです。石川県警察は警察官の約1割が女性ですが、これが2割、3割となる社会が来るかもしれません。そのために女性を活用するための環境整備が必要になると思います。次に、無駄な業務をどうなくしていくかということです。IT化やAIをどう活用していくかということだと思います。また、縮小社会の中で組織の統廃合をどうしていくかという課題が挙げられました。警察庁で統廃合のガイドラインを示してもらいたいという意見がありました。さらに、本当に警察のやるべき仕事は何かということで、民間への業務委託を取り入れ、真に必要な警察業務を絞り込むという意見も出ていました。様々な意見を取り入れながら、これからの警察の在り方を検討していく必要があると思いました。

(徳力委員)
 私は第2分科会「変容する社会と警察~高齢者・子供に関して~」に出席しました。現在、社会が少子高齢化、人口減少、国際化が進展する中で、特殊詐欺や非行の問題、児童虐待等について、検挙・捜査から予防に重点が移っているのではないかということでした。今後、人口が何割減ったから、それに応じて警察官も何割減らすというのではなく、むしろ余計に警察官が必要なのではないか。ただし、警察だけで対応することは無理がありますので、関係機関やボランティア等との連携していくことが必要であるとのことでした。
 

     

〇 警察本部長総括コメント

(警察本部長)
 今週末から12月となり、今年も残り1か月となります。年末に向けて、社会の動きが慌ただしくなりますので、事件や交通事故が発生しやすい時期になると思います。各部門とも緊張感を持って職務に取り組み、県下の治安を守っていきたいと思っています。

 


〇 個別案件

(1) 損害賠償決定の知事専決処分について
 県有車両による交通事故に係る損害賠償額決定の知事専決処分について報告がなされました。

(2) 損害賠償額の決定について
 データ損壊事故に係る損害賠償額の決定について報告がなされました。

(3) 交通死亡事故の発生について
 11月17日に鹿島郡中能登町地内で、11月26日に白山市内で発生した交通死亡事故について報告がなされました。

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