暴力団の情勢

 暴力団の勢力 ( 全国・石川 )

  •  暴力団とは「 その団体の構成員が集団的に又は常習的に暴力的不法行為等を行うことを助長するおそれがある団体 」 ( 暴力団対策法第 2 条第 2 号 )のことをいい、令和3年末の全国の暴力団勢力は
          構成員    約 11,900 人
          準構成員等  約 12,300 人
          合計     約 24,100 人
  • です。


  • 石川県の暴力団勢力は、令和4年 12月末で構成員、準構成員等合わせて約 180 人です。


 暴力団の特徴

  •  凶悪化
     暴力団は、自己の意に沿わない事業者に対して、拳銃の発砲、手りゅう弾の投てき、放火等といった報復、見せしめ目的と見られる襲撃事件を敢行したり、組織内部の争いから、銃器を用いた対立抗争事件を引き起こしたりするなど、凶悪事件を敢行しています。

  •  不透明化
     暴力団対策法が施行された後、暴力団は組事務所から代紋、看板等を撤収し、名簿等に構成員の氏名を記載せず、暴力団を示す名刺を使用しないなど、組織実態に関する事実を隠ぺいする傾向が強まってきています。
     また、活動形態においても、社会運動や政治活動を仮装、標ぼうするなど、不透明化の傾向が一層顕著になってきています。

  •  資金獲得活動の多様化
     覚醒剤、賭博等の伝統的な資金獲得活動や民事介入暴力、行政対象暴力等に加え、その組織実態を隠ぺいしながら、建設業、金融・証券市場へ進出して、企業活動を仮装した一般社会での資金獲得活動を活発化させています。
     また、公共事業に介入して資金を獲得したり、公的融資制度等を悪用した詐欺事件等を多数敢行するなど、社会経済情勢の変化に応じた多種多様な資金獲得活動を行っています。

  •  寡占化
     六代目山口組、神戸山口組、絆會及び池田組並びに住吉会、稲川会などの大規模暴力団による組織勢力の寡占化が続いています。
     令和3年末のこれらの主要団体の暴力団構成員等の総数は、約 17,200 人で、暴力団全体の 71.4 % を占めています。
     

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