石川県警察官Q&A
質問
Q1 警察官になるための身体基準はあるの?
Q2 採用試験の内容は?どのような受験勉強をすればいいの?
Q3 初任給はどれくらい?警察学校入校中も給料はもらえるのかな?
Q4 休みはどうなっているの?警察官の勤務は不規則なイメージがあるけれど?
Q5 勤務地・転勤はどうなっているの?
Q6 警察の組織は実力主義!?幹部への昇任はどうなっているの?
Q7 語学力に磨きをかけたいんだけど、研修などはあるの?
Q8 警察の仕事は危険が多いのでは?
Q9 警察学校の生活は厳しいの?
Q10 体力にあまり自信が...。武道も未経験だけど大丈夫?
Q11 出産や育児で休みはとれるの?
回答
Q1 警察官になるための身体基準はあるの?
A1 あります。
仕事をする上で必要な最低限度の基準を設けてあります。下記は令和5年度の基準です。
視力:「両眼とも、裸眼視力0.6以上であること又は矯正視力1.0以上であること。」となっています。
色覚:「職務の遂行に支障がないこと。」となっています。
身体の状態:「職務の遂行に支障がなく心身が健やかであること。」となっています。
※ 平成29年度の試験から身長・体重・胸囲の基準は撤廃されました。
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Q2 採用試験の内容は?どのような受験勉強をすればいいの?
A2 警察官の採用試験は、A(大卒)、B(大卒以外)別に実施され、それぞれ男性、女性、武道指導及びサイバー・デジタルに区分されています。
○試験内容
一次試験)教養試験(択一式・50問)、論文試験(Bは作文試験)、適性検査
二次試験)面接試験、体力試験、身体検査、武道実技試験(武道指導受験者のみ)、専門試験(サイバー・デジタル受験者のみ)
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Q3 初任給はどれくらい?警察学校入校中も給料はもらえるのかな?
A3 警察官の給料は、仕事の特殊性から他の公務員よりも優遇されています。
それから、民間企業のボーナスに相当する期末勤勉手当が支給されるほか、職種や勤務状況によって様々な手当が支給されます。
もちろん警察学校で勉強中も給料が支払われます。
○給料(令和6年4月1日現在)
大学卒231,800円、短大卒212,100円、高校卒(その他)198,000円
※この額は県人事委員会勧告に基づき改定されることがあります。
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Q4 休みはどうなっているの?警察官の勤務は不規則なイメージがあるけれど?
A4 警察官の勤務体系には、通常勤務、毎日制勤務と交番などで行っている三交替制勤務があります。
通常勤務、毎日制勤務は、1日7時間45分、週38時間45分勤務で、通常勤務は原則、土日が休日、毎日制勤務は4週8休制です。
三交替制勤務は、一定のローテーション(例えば「24時間勤務・非番・休日」を1サイクル)による勤務で、3週6休制となっています。
確かに、大きな事件や事故が発生した際には、休日や夜間の出勤もありますが、そのあと、その分の休日の変更や手当による補償などでカバーしています。
もちろん、年次有給休暇や夏休みなどの特別休暇もあるので、家族と過ごす時間や旅行、趣味の時間も十分とれます。また福利厚生事業も充実しています。
令和5年中、職員の年次有給休暇平均取得数 約14.5日
【主な休暇】
年次有給休暇)採用1年目は15日、2年目最大35日、3年目以降最大40日
夏期特別休暇)5日間、結婚休暇) 7日間、看護休暇) 5日間 など
【福利厚生事業】
給付事業)職員や家族が病気にかかったり怪我をした時は、共済組合等から医療費が補助されます。また、結婚、出産、入学の際にも、祝金等が給付されます。
貸付事業)住宅取得、土地購入、教育、レジャー等いろいろな目的に応じた低利子の貸付制度があります。
年金事業)退職後の安定した生活をささえるための共済年金制度があります。
宿泊事業)全国各地に宿泊保養施設があり、低料金で利用できるほか、福利厚生専門の代行業者と契約しています。
助成制度)海外旅行、芸術鑑賞など職員の様々な趣味・嗜好に対して助成を行っています。
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Q5 勤務地・転勤はどうなっているの?
A5 勤務地は警察本部又は県内12警察署等となっています。
警察学校を卒業後、まず、警察署の交番勤務からスタートです。その後、個々の適性・希望などによりさまざまな部署へ転勤することになります。男女を問わず石川県内であれば何処でも配置される可能性がありますが、本人の希望や家庭の事情などはできるだけ配慮されます。
また能力次第で警察庁や海外等への転勤もあり、活躍の場は一層広がっています。
なお、通勤できる範囲が緩和されており、勤務警察署管内での居住の制限はありませんので、勤務場所を問わず、自宅からの通勤が可能です。
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Q6 警察の組織は実力主義!?幹部への昇任はどうなっているの?
A6 幹部への昇任は、公平な競争試験により行われています。その他に、実務能力の優れた者を登用する選抜審査や地道に努力した者を登用する選考審査なども行っています。もちろん男女の区別なく実施されていますから、あなたの努力次第で上位階級に昇任することができます。
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Q7 語学力に磨きをかけたいんだけど、研修などはあるの?
A7 最近、外国人が関与する事件、事故が増加しています。こうした国際化に対応するため、英語はもちろんのこと、スペイン語、ポルトガル語、韓国語、中国語などの語学力向上を目的に、研修を行っています。
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Q8 警察の仕事は危険が多いのでは?
A8 もちろん、犯罪者を取り押さえるなど危険が伴う場合もあります。しかし、そのために日頃からいろいろな訓練や体力の向上を図っています。
また、様々な装備資器材も充実させ、事故の無いよう万全の注意を払っているので、安心してください。
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Q9 警察学校の生活は厳しいの?
A9 警察学校の入校期間中に、警察官の職務に必要な知識・技能・体力を身に付けなければなりません。時には、厳しいと感じることもあるかもしれませんが、同期生と励まし合いながら皆乗り越えていきます。警察学校では、全寮制の集団生活を送ります。清掃、洗濯などの身の回りのことは全て自分で行うなど規則正しい生活が身に付きます。
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Q10 体力にあまり自信が...。武道も未経験だけど大丈夫?
A10 警察官は現場で犯人を取り押さえることや、様々な装備品を身に着けることがあるため、一定の体力は必要となります。しかし、警察学校でしっかりと体力を付けることができるので安心してください。また、大半の方が剣道、柔道などの武道は未経験です。警察学校で基礎から学ぶことができるので大丈夫です。
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Q11 出産や育児で休みはとれるの?
A11 出産に関しては、前後8週間の産前産後休暇があります。育児では、3歳未満の子を養育するための育児休業をとることができます。育児休業は、女性だけではなく、男性もとることができます。その他にも、育児のための勤務時間を短縮する制度もあります。
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