山岳遭難救助隊

石川県警察山岳遭難救助隊は、山岳地帯における遭難者の救出救助活動、登山者に対する啓蒙活動、行方不明者の捜索活動等を行っています。 また、定期的に訓練を行い、救助技術の向上・体力づくりに励んでいます。

 
 

▲安全な登山のために・・・

登山者は山岳遭難事故防止のために、次のことに注意しましょう。

山岳遭難救助隊1

 
バックカントリーにおける遭難に注意!!

一般的注意事項

  1. 山岳情報の収集山岳遭難救助隊2
    ・登山は、目的とする山をよく理解することが大切です。
    ・地図を基本に、ガイドブックや現地等から事前に山岳情報を収集する。
    ※県が白山登山における注意事項等を記載したパンフレットを作成しました。印刷してお使いください。
    1. 白山安全登山のしおり
    2. 白山火山防災マップ
  2. 登山届(登山計画書)の提出
    ・体力と経験に応じた無理のない計画であるかを、パーティ全員で検討する。
    ・登山計画書を家族や職場に知らせ、警察本部(警察署)に提出する。

  3. 携行品のチェック
    ・単独登山はなるべく避けて仲間と登る。
    ・ツェルトや救急用品、非常食等の携行品を準備する。
    ・熊から身を守るために、鈴を身につけましょう。

  4. 通信機器の携行
    ・危急時に確実に連絡を取れる手段を確保するため、無線機や携帯電話等の通信機器を必ず持参する。

  5. 気象情報のチェック
    ・登山に出発する前に、目的とする山域の最新の気象情報を入手しておく。

  6. 発見されやすい工夫を!
    ・ヘリコプターが出動した場合、登山者からヘリコプターが見えても、上空から登山者は見えにくいものです。そのために服装や携行品でちょっとした工夫を。
     例えば
       ★周囲の景色と同系色の着衣は避ける
       ★レスキューシートなど、光るものがあれば大きく広げる(鏡も効果的)
       ★ライトがあればヘリに向けて振る、風のない時は木の枝を揺らす
    等をすると、上空から発見しやすくなります。
    また、ホイッスル等を活用すると陸上での捜索の際には有効な手段となります。

 

冬山登山の注意事項

  1. 吹雪から身を守る装備を持ちましょう。
     寒冷に耐えることができるウェアを着用し、ツェルトや火器等のビバーク装備も携行しましょう。視界不良時には地形図、コンパス、GPSが頼りになります。
     また、引き返すことも想定し、旗竿やカラーテープ等を持参して、目印を付けながら歩くことも有効です。

  2. 雪崩を警戒しましょう。
     雪の斜面では常に雪崩を警戒しましょう。豊富な知識と経験があっても、雪崩を完全に予測することは困難です。装備を揃えて使い方をマスターするだけでなく、積雪を観察し、地形を読んで慎重に行動しましょう。
     たとえ好天時でも油断しないで冬山に入ってください。

  3. ちょっとした転倒が大きな滑落事故につながります。
     急斜面で転倒すると、どんどん加速して止まることが出来なくなります。歩行に少しでも不安がある場合ではロープを利用しましょう。

  4. 初心者だけの入山は控えましょう。
     吹雪や雪崩は、あなたが初心者であっても手加減はしてくれません。
     初心者の方は、必ず経験豊富なリーダーや山岳ガイドと一緒に登りましょう。

  5. 十分なトレーニングを行いましょう。
     夏山で体力を強化しましたか?春山で残雪を歩く練習をしましたか?地形図や天気図を読むことができますか?
     十分なトレーニングによって冬山登山の安全性を強化し、山頂での達成感を得ましょう。

  6. 冬山の難易度は天候で変化します。
     ガイドブック等で初心者コースと紹介されていても、天候が悪化すれば上級者でも歯が立たなくなるのが冬山です。
     ルート状況や天気予報等の情報を集めて、自分たちのレベルと慎重に照らし合わせて進退を判断してください。

(参考資料)
遭難時に、ヘリコプターに送る救助要請サインです。
※遭難時以外には使用しないでください。
(北アルプスを受け持つ県(長野、岐阜、富山)のサインを参考にしています)

ヘリコプターに救助を求めるサイン

救助要請サイン



登山届に関してはこちら 


【問い合わせ先はこちら】
石川県警察本部 生活安全部 地域課
〒920-8553 石川県金沢市鞍月1丁目1番地
TEL 076-225-0110(代表)
FAX 076-266-3144

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