珠洲警察署の活動など
タイトル | 令和6年度・珠洲警察署長あいさつ(畑中 靖広) |
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令和6年能登半島地震で犠牲となられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
珠洲警察署が管轄する珠洲市と能登町は、能登半島の先端に位置し自然と人情に恵まれた山幸海幸豊けきところです。
私自身、生まれてから高校卒業まで18年間をこの美しく優しい土地で過ごしました。
その素晴らしい郷土が、令和6年1月1日、未曽有の大災害に襲われました。 激しい揺れや津波、大きく変わる大地の様相を目の当たりにした住民の恐怖は計り知れません。
幸いにして被災は免れたものの、震災後の現地に入り一変した故郷の姿を見た私の衝動もまた筆舌に尽くしがたく、果てしない絶望を感じたことを覚えています。
あの日から3か月、寒さ厳しかった能登半島にも春の日差しが差すようになり、打ちひしがれていた人々も少しずつ立ち上がれるようになってきました。
車両がほとんど通れなかった道路の復旧も進んできています。
もちろん、まだまだ元の日常には遠く及ばず、日々不便さと戦いながらの極めて苦しい生活は続いています。
それでも、もとより辛抱強く働き者の多い土地柄もあって、わずかではありますが一歩一歩復興に向けて前進している様子が感じられます。
千年に一度ともいわれる激しい地殻変動です。復興は一朝一夕には進まないでしょうし、その途上にはさらなる困難もあることでしょう。
それでも、この奥能登の大地と海、何より人々の持つ底力があれば、いつの日か必ず希望への朝開きがかなうと信じています。
我々珠洲警察署員一同は、今まだ困難の中にある皆様に寄り添うとともに、その安全安心をしっかりと守り、すこしでも復興への力となるべく奮励努力する所存です。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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