オウム真理教対策

1 オウム真理教とは
  オウム真理教(以下「教団」といいます。)は、麻原彰晃こと松本智津夫が教祖として設立した宗教団体であり、かつて、同人の指示のもと、宗教法人を隠れ蓑として武装化を図り、
   ○ 弁護士一家殺害事件(平成元年11月発生、死者3人)
   ○ 松本サリン事件(平成6年6月発生、死者8人、負傷者約140人)
   ○ 公証役場事務長逮捕監禁致死事件(平成7年2月発生、死者1人)
   ○ 地下鉄サリン事件(平成7年3月発生、死者13人、負傷者約5,800人以上)(※)
 等、数々の凶悪事件を引き起こしました。
  松本を始めとする教団幹部13人は、平成30年7月に死刑が執行されましたが、その後も教団の本質に変化はなく、松本への絶対的帰依を主張する主流派「Aleph」や、松本の影響力がないかのように装う上祐派「ひかりの輪」が現在も活動しています。

(※)オウム真理教犯罪被害者等を救済するための給付金の支給に関する法律に基づき給付金の支給を受けた被害者数。なお、令和2年3月に更に1人が死亡。

2 石川県内の情勢
  石川県内では、「Aleph」とは一定の距離を置いている集団(※)が、金沢市内に拠点を構え活動を続けています。同集団についても、「Aleph」と同様に松本への絶対的帰依を示しています。

(※)本集団は「Aleph」内の意見対立により、平成27年1月に一部の信者が「Aleph」から一定の距離を置く形でその活動を開始した集団であり、官報等において「山田らの集団」として呼称されています。

3 教団の勧誘活動
  主流派は、教団名を秘匿し、街頭や書店等で声掛けを行ったり、SNSを利用しながら青年層を中心に、ヨーガ、占い、精神世界等に興味を持つ者と接触を図り、ヨーガ教室に勧誘するなどして新規信者を獲得しています。
  上祐派は、ウェブサイトを通じて、各拠点施設で開催している「上祐代表説法会」や、全国の神社仏閣等を巡る「聖地修行」等の行事へ参加を呼び掛けるなどして信者獲得を図っています。

【資料】オウム真理教 事例.png

【資料】オウム真理教とは.png

戻る

ページの先頭へ